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2009年03月07日

久米島レポート

炭いちです




久米島レポート その2    重要文化財 上江洲家です。


県とか久米島町のものではなく上江洲さん個人の住宅を展示しているそうです。
上江洲家は元の具志川城主 地頭主を勤められた方です。




上客の間 一番座   たたみ9畳の部屋です。
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なぜ 中途半端な9畳なのか?
10畳(完璧なもの)にひとつ足りない9畳をつくり
あとひとつ分(1畳)は努力しなさい。という意味が込められているそうです。






この「教え」は家のほかの部分にも見ることができます。
久米島レポート

久米島レポート

上の柱は、非常に硬い木 チャーギです。 
柱に適した材料で この家の柱はほとんどこのチャーギ
それに対して下の写真は1本だけフクギの柱


1本だけフクギにすることによって

人も建物も完璧なものはない
油断するな
おごる事なかれ
謙虚にせよ

という意味が込められているそうです。










どうしても床下が気になる 炭いち   炭は敷かれていませんでした。(笑)
久米島レポート

ただ 湿気対策として『貝殻』を大量に埋めて その上に建物が立っているそうです。
昔から湿気対策がいろんなカタチでされてたんですね。






説明をしてくれた 上江洲さんと 炭空感スタッフのキンちゃん
久米島レポート



上江洲さんからはいろんなことを教えていただきました。


平御香(沖縄の平べったい線香)は なぜ3本? なぜ15本?
→ 3本は、天と地と水へ捧げる数
→ 15本は、上の3本と十二支の分 足して15の数





十五夜とフチャギのこと
→ 電気もない時代は、月あかりの下で縄を編んだりそのあかりの下で仕事をした
   あかりを届けてくれるお月様に対する感謝の日が十五夜
→ フチャギのモチは月 そのまわりの小豆が星 それを食べて感謝する日

(フチャギ知らない方はこちらからどうぞ)
http://word.uruma.jp/word/%A5%D5%A5%C1%A5%E3%A5%AE





風水のこと
→ 沖縄の古い家は南向き 客間が東(あがり) 台所が西(いり) 西の端っこがトイレ

などなど・・・





上江洲さん ありがとうございました。








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Posted by 電気屋イチロー at 08:02│Comments(0)その他
 
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