白炭と黒炭

電気屋イチロー

2007年06月17日 16:19

木炭には、作り方の違いから大きく分けると
白炭(はくたん) と 黒炭(こくたん)
があります。


【黒炭】
作り方 400~700度の釜の中で焼かれたもの
     炭化が終わると釜を密閉して、空気を遮断して消化する方法で作られた炭

主な材料 クヌギ 別名菊炭(茶道)
      マングローブ(バーベキュー用)
      ヤナギ(画材として使用)


写真はクヌギ 切り口が「菊の花」みたいでしょ



【白炭】
作り方 炭化の最後に釜の中に空気を入れ、1000度以上の高温にして真っ赤になった状態のまま
     釜から出して「消し粉」と呼ばれる灰をかぶせて一気に冷ます
     という方法で作られた炭
     この消し粉が表面に残って白く見えるため「白炭」と呼ばれます。

主な材料 ウバメガシ 和歌山県南部 - 紀州備長炭
              高知県 - 土佐備長炭
       アラカシ  宮崎県北部   - 日向備長炭 などがあります



写真はウバメガシの紀州備長炭 表面が白っぽく見えます

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